- 水って味がしないから飲むのが苦手…
- 喉が渇かないのに水分補給って必要?
- 水を飲むと足のむくみが酷くなる気がして…
この様な女性って結構多いですね。1日の水分量をよく考えてみたら500㎖位しか飲んでいないとか、水分はコーヒーばかりという方もいらっしゃいます。
1日の水分摂取量が少ないと、うまく体内循環も行う事が出来なくなってしまいます。そうなる事で、美容や健康にも大きく影響してきます。もちろん美肌作りにも水分は大切。
今日はそんな水と身体の関係についてお話ししていきます。
水と身体の関係
身体の約6割は水分で出来ているという話、あなたも聞いたことはありますか?人間の身体は、食べ物を消化し、筋肉を作る、老廃物を排泄するなど様々な場面で血液や細胞の働きが関係しています。
水が身体で行っている事って何?
身体の中の水分は、2%減少する事で身体の渇きを感じ、3%で生命維持機能の喪失、6%で脱水症状が起きると言われています。体は普通に生活しているだけで、合計約2.5ℓ(呼気0.5ℓ/汗0.5ℓ/尿や便1.5ℓ)の水分を排出します。
その為、排出する分を常に摂取していく必要があるのですが、体内ではこの排出されるまでの間に様々な働きを行っているんです。
細胞に酸素や栄養を届ける
水分は体内で血液や体液となり、体内を循環していきます。血液は動脈が酸素や栄養素を身体の隅々に運びます。まず細胞にしっかりと水分を運び届けるためには、血液循環を良くする必要がありますが、水分摂取量が足りていないといわゆる「ドロドロの血液」になってしまい、血行が悪くなってしまいます。

老廃物や毒素の排出
血液は動脈が酸素と栄養素を運ぶ届けたら、静脈によって老廃物や毒素などを運び、ろ過した後に体外に尿として排出していきます。また、身体が水分不足になっていると、便に水分が足りなくなり硬くなってしまう事で便秘の引き金となり、腸内環境も悪化してしまいます。
体温の調節
汗も血液から作られますが、汗には体温を調整する重要な役割があります。人間の身体は、体温を一定レベルで保てなくなると内臓機能が正常に働かなくなってしまう為、発汗する事で体温の上昇を防止し、体温を下げて調整しています。
水を飲んだら太る?
中には水を飲んだら太るという方がいらっしゃいます。ですが、水はカロリーがありませんので、水で太るというようなことはありません。水分を一気に多く摂ることで、体内に入った水分の分だけ一時的に体重が増えるという事は考えられますが、それは汗や尿として排出されるため、太るわけでも脂肪に変わるわけでもありません。
むくむ理由は水不足…。
体内に水が溜まった状態がむくみです。本来ならば汗や尿として体外に排出されるはずの水分が、何らかの原因で細胞の代謝が悪くなり、体内に水分が溜まってしまう事で顔や手、足などにむくみが発生しています。
このような状態が起きると、水分の摂りすぎでむくんでいると思い、水分摂取量を減らしてしまう方が多いです。ですが、この水分を減らしてしまうという行為は逆効果になってしまうので注意が必要です。
水分の摂取量を減らす事で、体内の水分量は減少し、身体が水不足になると脳が危険を察します。そして汗や尿を排出しないように指令を出し、体の中に水をため込もうとします。その為、体内には更に余計な水が増え、新陳代謝も悪くなるためにむくみが悪化してしまいます。
買った水が全て良い水とは限らない
ペットボトルに入ったものや、ウォーターサーバーなどの水を飲んでいる人って増えていますよね。あなたはお金を出して買ったお水だから安心・安全と思っていませんか?でも、もしかしたらあなたの買っているお水の中に有害物質が含まれている可能性があるんです。

有害物質「硝酸性窒素」って何?
硝酸性窒素とは、一言でいえば「窒素の酸化物」です。体内に入った硝酸性窒素は、約7割は体外に排出されますが、残りはどんどん体内に蓄積されていると言われています。
現状では浄水処理で除去する事が難しいと言われている発がん性有害物質で、水道水やミネラルウォーターにも含有されている場合があります。元々は農村地域で高濃度の硝酸性窒素が検出されることが多いため、窒素系肥料の過剰施肥や家畜糞尿による窒素が汚染源だと言われています。
この硝酸性窒素を除去するためには相当高度なろ過システムである「逆浸透膜(RO膜)濾過システム」が必要な為、市販のミネラルウォーターで使われているものが少ないのが現状です。
ですがこの硝酸性窒素は人が大量に摂取する事で、一部が消化器内の微生物により還元され、体内に亜硝酸態窒素として吸収されます。亜硝酸態窒素は血中でヘモグロビンと結合し酸素運搬能力が無いメトヘモグロビンになる事で、体内の酸素供給が不十分となり酸欠状態になってしまいます。乳幼児ではブルーベビーの原因となり死亡してしまう場合もある為、妊娠中や妊活中の方は特に気を付ける必要があります。
水素水って本当に良いの?
一時的にブームとなった水素水。確かに水素自体には、有害な悪玉活性酸素を体外に排泄する働きや抗アレルギー作用、脂質代謝改善作用などがあると言われています。その為、抗酸化作用によるアンチエイジング効果や美白、肌荒れの改善や疲労回復効果などがあると言われています。
ですが市販の水素水は水素ガスを入れている事から、蓋を一度開けてしまったらどんどん水素が抜けてしまうと言われています。また、水素水は、水に対しどのくらいの水素分子が入っていたら水素水と言って良いという基準がありません。なので極端な話、水道水でも水素水と言えることが出来てしまうんですね。
結局どんな水が良いの?

買った水でも良い悪いがあるなら、いったいどんな水を選べばいいのか分からなくなってきますよね。市販のミネラルウォーターではホームページなどを見てもあまり詳しい事は書いていないので分からないものが多いのが現状です。
ですが、ウォーターサーバーなどでは細かく記載されているメーカーも多いので、契約する前に色々と調べる事が大切です。
- 「逆浸透膜(RO膜)濾過システム」を使用している
- 加熱殺菌ではなくフィルターを通している
- クラスターの小さい水
- まろやかで美味しい水
などをポイントにおいて比べてみると良いですね。
ちなみに不純物が入っていないお水って甘く感じるんです。正しい作り方で作った白湯もそうですね。なので、どんな水が良いか分からない…というのであれば水道水を15分ほど蓋をせずに沸騰させてから冷ました白湯が良いのではないでしょうか?
良い水をちびちび1.5ℓ
いかがでしたか?水を意識しないとなかなか飲めないという方も多いですが、しっかりと摂取する事で体内の循環が上がり、様々な健康や美容に関係してくるため水分補給が大切という事は分かりましたか?
ちなみに1日の水分排出量が2.5ℓだとしても、水で2.5ℓ摂るというわけではなく、食べ物に含まれる水分や体内の代謝で作られる水分を含めて2.5ℓが必要なので、水の摂取量としては1日1.5ℓ位を目安に摂取するのがおすすめです。
また、水分補給は一気に飲むのではなく、1回150~200㎖位をこまめに飲むようにしてくださいね。
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